# --- Kifu for Windows V6.44 棋譜ファイル --- 開始日時:2012/01/29 14:30 終了日時:2012/01/29 15:10 棋戦:第5回ペア将棋選手権・本戦1回戦 持ち時間:0時間10分 消費時間:98▲10△10 場所:芝浦・島倉恒産ビル 手合割:平手   先手:蛸島・関上ペア 後手:島井・伊藤ペア 手数----指手-- *第5回ペア将棋選手権は2012年1月29日(日)、東京都港区芝浦の島倉恒産ビル6階特設会場で行われる。持ち時間は各10分、秒読みは30秒。各チーム1回ずつ3分の相談タイムがある。 *本局は本戦1回戦、蛸島彰子五段・関上哲哉さん(富士通)ペア−島井咲緒里初段・伊藤享史さん(リコー)ペアの一戦。対局開始は14時30分。振り駒の結果、蛸島・関上ペアの先手と決まった。 * *※1手目▲女流、2手目△女流、3手目▲アマ、4手目△アマ、5手目▲女流・・・の順に指されます。 * *(棋譜・コメント入力=牛蒡) 1 7六歩(77) *両ペアは予選を1勝1敗で勝ち上がった。 * *【予選から決勝までの棋譜はこちら】 *http://www.joshi-shogi.com/pm/2012/01/post_22.html 2 3四歩(33) *【企業将棋部選手・ミニプロフィール】 *http://www.joshi-shogi.com/pm/2011/12/profile1.html 3 6六歩(67) *【協賛】 *株式会社リコー *http://www.ricoh.co.jp/ *ジュポン化粧品 *http://www.jupon-cosme.co.jp/ *日本レストランシステム株式会社 *http://www.n-rs.co.jp/ *富士通株式会社 *http://jp.fujitsu.com/ *【後援】 *朝日新聞社 *http://www.asahi.com/ 4 6二銀(71) *ペア将棋は両者の呼吸を合わせることが肝要。島井・伊藤ペアは対局開始前、島井得意の四間飛車穴熊を中心に研究していた。 5 5六歩(57) *蛸島・関上ペアは男性棋戦のゴキゲン中飛車の棋譜を並べていた。中飛車は蛸島の得意戦法である。 6 4二玉(51) *対局開始前、蛸島は盤上に駒を散らすと「どちらにしましょうか」と島井・伊藤ペアに声を掛けた。王将と玉将のどちらを取りましょうか、という問いかけだ。伊藤さんが王将を譲る仕草を見せ、蛸島は「では失礼します」と言って王将を5筋に据えた。 7 5八飛(28) *先手の作戦は角道を止めた昔ながらの中飛車。 8 3二玉(42) 9 4八玉(59) 10 5二金(61) 11 3八玉(48) 12 8四歩(83) 13 6八銀(79) 14 8五歩(84) 15 7七角(88) 16 3三角(22) 17 2八玉(38) 18 2二玉(32) 19 3八銀(39) 20 4四歩(43) 21 1六歩(17) 22 4三金(52) *1筋をあいさつせず。後手は穴熊を目指しているようだ。 23 6七銀(68) 24 3二金(41) 25 5五歩(56) 26 1二香(11) 27 6五歩(66) 28 1一玉(22) 29 7五歩(76) *先手は後手に穴熊を許したが、その代償として盤左側の位を取った。後手の6二銀の動きを牽制するだけでなく、▲5六飛〜▲7六飛と石田流の形に組み替える狙いもありそうだ。 30 9四歩(93) *俗にいう「居飛車の税金」。将来の▲9五角を防いでいる。 31 5六飛(58) *先手はすぐに▲9六歩と突き返す必要はない。9筋で得た一手の得を飛車の繰り替えに使った。 32 5一銀(62) 33 7六飛(56) *ここで後手が早めの作戦タイムを取った。 *消費時間は両ペアとも5分。 34 2四角(33) *△5七角成を見せて先手の出方をうかがう。 35 6六角(77) 36 4二銀(51) *浮き駒をなくして先手の攻めに備えた。代えて△8四飛は▲7四歩の仕掛けを誘発してしまう。 37 7四歩(75) 38 同 歩(73) 39 6四歩(65) *関上さんは何気ない仕草で角頭の歩を突き捨てた。△6四歩はさばきのコツで△6四同歩に▲7四飛〜▲6四飛を見ている。 *△6四歩を見て島井・伊藤ペアは思わず苦笑い。困ったのかもしれない。 40 同 歩(63) 41 7四飛(76) 42 6五歩(64) 43 7五角(66) 44 8三飛(82) *▲7一飛成に△7三飛を用意した。後手は36手目△4二銀右で浮き駒をなくしている。その効果で強い戦いが望めるようになった。 45 6四飛(74) *蛸島は飛車の侵入ルートを6筋に変更した。冷静。 46 7三飛(83) 47 7四歩打 48 8三飛(73) 49 6二飛成(64) *飛車を成り込んで先手がポイントを挙げた。 *ただし後手陣には金銀4枚の壁がある。勝つまでは大変だ。 50 8六歩(85) 51 同 歩(87) 52 7三歩打 *ここから後手は30秒将棋。先手も残り42秒しかない。 53 7二龍(62) 54 7四歩(73) 55 6四角(75) 56 8二歩打 57 8一龍(72) *これで先手が桂得。 * *※▲5八銀と自陣を引き締める手が有力だったようだ。 58 5七角成(24) 59 5八金(69) *先手の序中盤の課題は6九金の処置だったが、これで手順に囲いに近づけることができた。 60 7五馬(57) 61 同 角(64) 62 同 歩(74) 63 8五桂打 *先手優勢とはいえ穴熊相手に一直線の攻め合いはまずい。得した桂を飛車の押さえに使った。 64 8八角打 65 9八香(99) 66 6六歩(65) 67 7八銀(67) 68 7九角成(88) 69 5六角打 *蛸島は首をひねりながら▲5六角。▲8七角と迷ったか。 70 6三飛(83) 71 7二龍(81) 72 8三飛(63) 73 7四歩打 74 5四歩(53) 75 7七銀(78) *△5五歩で角を追う手が見えている。そこで銀の早逃げ。 76 5三飛(83) 77 7三歩成(74) 78 5五歩(54) 79 6五角(56) 80 6七歩成(66) *▲6三とが見えている後手はゆっくりできない。▲6七同金に△8九馬で金取りにする狙い。 81 4八金(58) *蛸島は金を逃がす。これは後手の気合が通った形。6七のと金は大きな戦果だ。 82 5六歩(55) 83 6三と(73) 84 5五飛(53) 85 4三角成(65) 86 同 銀(42) 87 6六金打 *関上さん、もの凄い手つきで金をたたきつけた。 88 5七歩成(56) 89 5五金(66) *後手の穴熊が遠い。逆転で後手良しになったか。 90 4八と(57) 91 同 金(49) 92 5八金打 93 同 金(48) 94 同 と(67) 95 5三と(63) 96 5七馬(79) *この手は△3九角以下の詰めろ。 97 1八玉(28) 98 3九馬(57) *ここで関上さんが投了を告げた。終局時刻は15時10分。受けるなら▲2八金くらいだが、△4八とで一手一手となる。 *投了後、すぐに蛸島が「ごめんなさい。取って何でもなかったですか」とペアを組む関上さんに声を掛けた。80手目△6七歩成に金を逃げたことで形勢が大きく動いたようだ。 99 投了 まで98手で後手の勝ち